地質時代の栃木

 このコーナーでは、栃木県の地質時代について紹介しています。栃木県で最も古い地層は、約2億5千万年前の古生代ペルム紀の海の中でたまったもので、この地層からは、ウミユリやフズリナなどの海の動物の化石が見つかっています。
 約2億年から1億5千万年前の中生代ジュラ紀の地層からは、これまでにアンモナイトの化石が見つかっています。ここではその一つ、クラナオスフィンクテスを展示しています。
 約1100万年前の新生代新第三紀の地層からは、オオガネクジラの化石、約30万年前の第四紀の地層からは美しい木の葉の化石、数万年前の地層からはサイやゾウの仲間の化石が見つかっています。
 これらの展示を通して、栃木県が海から陸になっていく様子を知ることができます。
 また、立体地形模型では、栃木県のどこに、どんな地形や岩石、地層があるのかを知ることができます。
 さらに、世界の地質時代の代表的な生き物で、当時の栃木県には生息していなかったアロサウルスやステゴサウルス、ティラノサウルスなどの恐竜も展示しています。