中世の下野
| 中世のコーナーでは、平安時代末期から室町時代の栃木について紹介しています。 武家政権の誕生にともなって、下野にも宇都宮氏、小山氏、足利氏、那須氏などの有力武士団が割拠するようになりました。各武士団は、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代と経過する中で、多くの戦乱に巻き込まれながら、それぞれの所領の確保に奔走し、一族の継続と発展を願いながら生き抜きました。 武士たちの力が強かった中世ですが、所領内で生産に従事した農民をはじめ、職人や僧侶など経済や文化、信仰を支えた人々、武士たちの保護によって栄えた寺社に関わる人々などが、それぞれ聖と俗の世界で活躍した時代でもありました。 展示では、これら中世の下野の特徴について、古文書や絵巻、肖像画、甲冑、経典、仏像、出土品など多彩な資料を実物資料や複製、模型などで紹介しています。「武家政権と下野の武士」では、平安時代末期に誕生した武家政権と下野に勢力をはった各武士団との関わりについて、「中世の人々の暮らし」では、中世の人々が住んでいた村の様子や暮らしぶりについて、「中世下野の文化」では、百人一首を生んだ宇都宮歌壇、坂東の大学と称され海外でも知られた足利学校などについて展示しています。 全体的に政治面ばかりではなく、文化・宗教面にも注目し、それぞれの分野で中世の下野を代表する資料を紹介しています。 |
