栃木の代表的なツツジの仲間

 これは、栃木県に見られる代表的なツツジの仲間10種類について、模型で再現した展示です。
 花の色がピンクのアカヤシオは、主に日光周辺に、白いシロヤシオは那須周辺に多く、赤紫のムラサキヤシオツツジは、日光から那須にかけての県境付近によく見られ、いずれも山に生えています。これらのツツジはまとめてヤシオツツジとも呼ばれ、栃木県の花として県民に親しまれています。
 また、花の色が白から淡いピンクのハクサンシャクナゲ、ピンクのアズマシャクナゲ、赤から白の小さな花を付けるサラサドウダンは、主に高山に生えています。
このほか、低い山の岩壁に生えるヒカゲツツジ、平野から山にかけての草地に生えるレンゲツツジ、雪がたくさん降る場所に生えるウラジロヨウラク、県内に広く見られるヤマツツジが展示されています。
 栃木県の多様な自然環境を象徴するように、県内には花の色や形、咲く時期が異なる様々なツツジの仲間が見られます。
 展示では、10種類のツツジを、近くで見比べることができます。