葛生動物群

 これは、今から数十万年前、すなわち第四紀更新世にあたる時代の栃木県の化石を紹介した展示です。佐野市や栃木市に分布する石灰岩地の鍾乳洞からは、この時代の脊椎動物の化石が数多く発見されています。
 代表的な脊椎動物としては、例えば、ナウマンゾウ、ヤベオオツノジカ、ニッポンサイの化石が発見されています。
 展示している3体の全身骨格は複製ですが、化石として産出している部分はやや濃い色で、復元された部分は薄い色で塗り分けられています。これら3体のうち、ニッポンサイは佐野市で発見された化石を元に全身が復元されたものです。
 なお、ニッポンサイの実物化石は、佐野市の天然記念物に指定されています。
 これらの脊椎動物は、日本の更新世を代表する重要な動物群として研究され、葛生動物群と呼ばれています。