柄澤 齊 「肖像」シリーズ
芸術家や文学者、あるいは伝説上の人物など、どこかで見たことがある人物の顔が並ぶ「肖像」シリーズ。版画家・柄澤齊の代表作のひとつです。柄澤は木口木版という版画技法における第一人者で、白と黒の世界に繊細な線を刻みます。 本作で表現されている肖像画という絵画ジャンルでは、そこに描かれている人物がどんな人物なのか、そのステータスを描くことが重要です。この「肖像」シリーズは、芸術家や伝説上の人物の肖像を柄澤の解釈で描いたユニークな作品です。例えば、有名な画家や作家には、その人の代表作に登場するモチーフが描かれていたり、伝説上の人物には、そのキャラクターを特徴づける持ち物が描かれていたりします。「この人はどんな人なんだろう?」と絵をよーく見つめてヒントを探し、対話をしながら楽しんでみてください。 |