二荒山神社

 二荒山神社は、日光の山岳信仰の中心として大己貴命(おおなむちのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祭神として崇拝されてきた神社です。社伝によれば、850年には、現在の東照宮鐘楼付近に社殿が移転されて新宮と呼ばれ、また、現在の本宮神社付近にも本宮の社殿が構えられ、そこに滝尾神社を合わせて、日光三社と呼ばれました。中世には、日光の山岳信仰が隆盛となり、社殿も多数造営されました。
 1619年には、東照宮の造営に伴い、徳川幕府によって、本殿が造営され、その後、諸社殿が同様に造営されました。本殿など23棟が重要文化財に指定されています。