国・県指定等文化財詳細

宋刊本文選(金沢文庫本)

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宋刊本文選(金沢文庫本)
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項目 内容
文化資源区分 書跡・典籍・古文書 / 書跡・典籍
文化財区分 国 指定(国宝) 有形文化財(書跡)
文化財名称 宋刊本文選(金沢文庫本)
文化財名称よみ そうかんぼんもんぜん(かなざわぶんこぼん)
指定年月日 1952年03月29日
所在地 足利市昌平町 足利学校遺蹟図書館
市町等 足利市
所有者/管理者 足利市(史跡足利学校事務所)
公開状況 非公開 / 複製を常設展示
アクセス方法 JR足利駅より徒歩約10分(史跡足利学校跡)
概要 60巻・21冊
縦29.1センチ 横19.1センチ
中国南宋時代
北条氏政寄進
玉崗瑞璵(九華)・閑室元佶(三要)識語

 中国梁王朝武帝の長子・昭明太子が編纂。その後、唐代に李善が注をつけ、60巻の李善注文選とした。周から梁に至る約800年間、127人の約800作品を文体別、年代順に集めた現存最古の模範文例集である。文体は賦、詩、騒、表、辞、墓誌等39種にわたる。哀愁漂う流麗な文体で多くの人を魅了する陶淵明の「帰去来の辞」等が収録される。
 わが国への伝来は推古天皇の頃と言われる。新元号「令和」の出典は国書の『万葉集』だが、その典拠となる文章が『文選』の「帰田賦」にある。平安時代の随筆『枕草子』第211段には「書(ふみ)は文集、文選、新賦、史記、五帝本紀」と記され、わが国の文学にも大きな影響を与えている。
 押印から、もとは金澤文庫所蔵とわかる。北条虎印が押された巻末識語に、足利学校第7世庠主九華が61歳の時、故郷大隅国への帰途、小田原の北条氏康、氏政の前で三畧の講義をしたところ、この本を寄進するから足利学校へ戻るよう説得されたことが記される。
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リンク 史跡足利学校