国・県指定等文化財詳細

宋版周易註疏

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項目 内容
文化資源区分 書跡・典籍・古文書 / 書跡・典籍
文化財区分 国 指定(国宝) 有形文化財(書跡)
文化財名称 宋版周易註疏
文化財名称よみ そうばんしゅうえきちゅうそ
指定年月日 1955年06月22日
所在地 足利市昌平町 足利学校遺蹟図書館
市町等 足利市
所有者/管理者 足利市(史跡足利学校事務所)
公開状況 非公開 / 複製を常設展示
アクセス方法 JR足利駅より徒歩約10分(史跡足利学校跡)
概要 13巻・13冊
縦27.0センチ 横19.1センチ
中国南宋時代
瑞平元年(1234)陸子遹識語
上杉憲実寄進

 中国古代の王朝である周時代から行われた「筮竹」という竹ヒゴ50策をさばいて行う占いの教本で、五経で最も重要とされる書である。三国時代・魏の王弼、晋の韓康伯が注を、さらに唐時代に孔頴達が疏を付して『周易注疏』とした。足利学校所蔵本は、南宋の紹熙寧3年(1192)以前に刊行された初印本である。
 『周易』は、元号「大正」並びに「明治」の典拠になった。「大正」は、臨卦彖伝の「大亨以正天之道也」という部分の「大いにとおるに正をもってす」が出典である。「明治」は、説卦伝第5章の「聖人南面聴天下嚮明而治」の「明に向いて治む」が出典であり、現代社会にも大きな影響を及ぼしている。
 巻末には「上杉右京亮藤原憲忠寄進(花押)」あるいは「瑞平改元冬十二月廿三日陸子遹三山写易東牕標閲」の墨書があり、上杉憲実の子、憲忠が寄進したというわが国での由緒、瑞平元年(1234)に陸子遹が校閲したという、中国での由緒も明らかである。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 史跡足利学校