国・県指定等文化財詳細

線刻阿弥陀三尊十二光仏鏡像

代表画像
線刻阿弥陀三尊十二光仏鏡像
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線刻阿弥陀三尊十二光仏鏡像
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項目 内容
文化資源区分 工芸品 / 工芸品
文化財区分 国 指定 有形文化財(工芸品)
文化財名称 線刻阿弥陀三尊十二光仏鏡像
文化財名称よみ せんこくあみださんぞんじゅうにこうぶつきょうぞう
指定年月日 1950年08月29日
所在地 日光市山内
市町等 日光市
所有者/管理者 輪王寺
公開状況 非公開 / 京都国立博物館にて展示(不定期)
概要 径14.4センチ
白銅鋳成の八稜形で、鏡背には2対の鳳凰を配し、霊之雲と花枝を散らした唐式鏡である。
 鏡面には、中央に大きく円相を作り、阿弥陀如来坐像をあらわし、その左右には小形の円相に観音・勢至菩薩坐像をあらわし、その間の上下には3体づつ流雲文に乗った12光仏が配されている。この鏡は慈覚大師が唐から請来したと伝えているものであり、鏡背の文様は必ずしもよくはないが、鏡面の毛彫は流麗な趣を示し、平安時代後期のものと考えられる。
 鏡像は、本地垂迹説と一体化して御正体、懸仏と変化発展するが、初期のものとして、東国・裏日本地域に多くみられ、平安時代の仏教伝播の様相の一つを物語っている。日光における重要な遺品である。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 日光山輪王寺