国・県指定等文化財詳細
梵鐘
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 工芸品 / 工芸品 |
文化財区分 | 国 指定 有形文化財(工芸品) |
文化財名称 | 梵鐘 |
文化財名称よみ | ぼんしょう |
指定年月日 | 1961年02月17日 |
所在地 | 足利市小俣町 |
市町等 | 足利市 |
所有者/管理者 | 五尊教会 |
公開状況 | 公開 |
アクセス方法 | JR小俣駅から徒歩約20分 |
概要 | 鋳銅製、総高97.8cm、竜頭高17.8cm、口径56.3cm、 竜頭は鐘身に比して小さく、笠形は低くつくる。鐘身は上帯、下帯とも素文で乳は4段4列であるのがいまはすべて欠損し、基部の痕跡だけを残す。撞座は小形で中心の位置は肩までの高さの2割3分2厘に当たる高さに位置し、竜頭の方向と平行するところに2個鋳出する。駒の爪は古様を示す。竜頭はやや威容に乏しく、撞座も小さく簡素であるが、笠形の盛り、鐘身のおだやかな張りのある曲線や、規矩のよさは鎌倉時代の特徴を示す。銘文によれば、天慶年間(938-946)鋳造の鐘が破損したので建保3年(1215)改鋳したが、なお思わしくないので改めて弘長3年(1263)、友長が作り直したとある。 乳の欠損は、天文22年(1553)、上杉謙信方の軍勢に攻められたとき城山に持ち上げられていたものが落下したためといわれるが、雄勁な刻銘の全文を読みがたく惜しまれる。 |
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