国・県指定等文化財詳細

紙本墨書 唐梵文字

代表画像
紙本墨書 唐梵文字
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項目 内容
文化資源区分 書跡・典籍・古文書 / 書跡・典籍
文化財区分 国 指定 有形文化財(書跡)
文化財名称 紙本墨書 唐梵文字
文化財名称よみ しほんぼくしょ からぼんもんじ
指定年月日 1950年08月29日
所在地 日光市山内
市町等 日光市
所有者/管理者 輪王寺
概要  縦27.7センチ 全長117.3センチ

 本書は、唐僧全真の撰であり、義浄の「梵語千字文」にならって、天・地・日・月以下漢語に梵語を配したものである。
 初めに全真の序があり、この文章より、印度より唐土に伝来の梵語仏典の翻訳入門書であったことを示している。
 これがわが国へは承和6年(839)、入唐僧円行によって請来されたものとみられる(円行請来目録所戴)。当巻はそれの平安後期の写本で朱色外題を貼り「唐梵文字一巻」(後補)とし、その下に「天海蔵」と墨書がある。これにより天海蔵の蔵書の一つであることが知られるが、それ以前の伝来については不詳である。悉曇伝来史上貴重な一巻である。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 日光山輪王寺