国・県指定等文化財詳細

高麗版一切経

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高麗版一切経
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高麗版一切経
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項目 内容
文化資源区分 書跡・典籍・古文書 / 書跡・典籍
文化財区分 国 指定 有形文化財(書跡)
文化財名称 高麗版一切経
文化財名称よみ こうらいばんいっさいきょう
指定年月日 1959年12月18日
所在地 日光市山内
市町等 日光市
所有者/管理者 輪王寺
概要 縦40.3センチ 横29.5センチ
 全冊本としての高麗版一切経で、巻数としては三一三八巻を含み、これが合冊されて六一四冊が伝えられている。
 半面一二行、一行一四字詰を通常とし、縦幅四〇.七センチに対し、界高二二.五センチであるから、余白が大きく、ゆったりとした感じを与えている。表紙は現装のままかと認められるものが大半で、題箋を貼っている。書題箋のものもあって、後補のものは江戸時代の補修。刊行の年記の中には、己亥・乙巳・丙午の干支があり、これを高麗朝の何時に当てるかは問題になっているところであるが、本経は保存も良く、整然と伝来していること注目される。
 その伝来については、日光座禅院昌源の木造厨子の墨書に昌源の寄進と認められる内容がかかれている。もと経蔵に置かれたが、天海版一切経が寄進されるに及んで庫外に出し、慈眼堂に置かれ今日に至っている。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 日光山輪王寺