国・県指定等文化財詳細

大谷の奇岩群 御止山 越路岩

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御止山
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御止山
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大谷の奇岩群 御止山 越路岩
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項目 内容
文化資源区分 史跡・名勝 / 名勝
文化財区分 国 指定 記念物(名勝)
文化財名称 大谷の奇岩群 御止山 越路岩
文化財名称よみ おおやのきがんぐん おとめやま こしじいわ
指定年月日 2006年07月28日
所在地 宇都宮市大谷町ほか
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 大谷寺ほか
公開状況 公開
概要  大谷磨崖仏を本尊とする大谷寺の周辺地域は、緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)から成る一群の奇岩が田園地帯の中に屹立(きつりつ)する姿から「陸の松島」とも呼ばれ、独特の自然の景勝地として多くの人々に親しまれてきた。
 大谷の地形を特色づける緑色凝灰岩は、この地域に厚さ300mにわたって堆積しており、今から約2,400万年前に海底火山の噴出物によって海底で生成されたものとされている。軟質で加工が容易であったことから、古く古墳の石室の材料としても切り出されたほか、近世以降には屋根や壁などの建築用材としても重宝され、全国に「大谷石」の名で知られた。このような採石業の発展と併行して、特に近代以降には紀行文、絵葉書、絵画、俳句等を通じて全国に紹介され、大谷は自然の奇岩群からなる景勝地としても知られるようになった。
 このように、大谷寺背後の御止山の区域と、「陸の松島」を代表する奇岩として有名な越路岩の区域を含む大谷の奇岩群は、自然の景勝地として重要な意義を持ち、その観賞上の価値も高い。
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