国・県指定等文化財詳細
捕鯨図(右隻)
捕鯨図(左隻)
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 絵画 / 日本絵画(明治時代以降) |
文化財区分 | 県 指定 有形文化財(絵画) |
文化財名称 | 紙本著色 捕鯨図 |
文化財名称よみ | しほんちゃくしょくほげいず |
指定年月日 | 1969年08月19日 |
所在地 | さくら市喜連川 |
市町等 | さくら市 |
概要 | 六曲の二枚一組の金屏風である。一枚は横からの霞で仕切って上段に鯨発見の場面を描き、下段に鯨を小舟で周囲から取り巻き、網を縮めている活気あふれた場面を描いている。 もう一枚も、やはり全面をやや霞をもって上下の二段に区切って、上段から下段へと時間の経過に伴う画面の変化を表している。 この屏風絵が、倭絵の技法で描かれている所を見ると、箱書に「紀州和歌浦捕鯨之図」とあるように、牧陵は捕鯨の図の屏風を見て興味がわき、これを写しておいたか又は記憶しておいて、これを描いたのであろう。牧陵が鯨を見ていなかったことは、この図でわかるが、そのため鯨は写実から遠のいて、想像の怪物となり、絵画としては、かえって面白いものとなっている。 牧野牧陵 筆 寸法 縦156cm 横336cm |
画像二次利用条件 | 著作権あり |