国・県指定等文化財詳細

絹本著色 両界曼陀羅図

代表画像
絹本著色 両界曼陀羅図
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絹本著色 両界曼陀羅図
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項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
文化財区分 県 指定 有形文化財(絵画)
文化財名称 絹本著色 両界曼陀羅図
文化財名称よみ けんぽんちゃくしょく りょうかいまんだらず
指定年月日 2002年02月15日
所在地 芳賀郡益子町大字上大羽
市町等 益子町
所有者/管理者 地蔵院
概要  「両界曼荼羅」は、密教の宇宙観を解き表わした根本仏画で、厳格な師嗣相伝に基づく加持祈祷の礼拝対象となる神秘の修法仏具である。
 「胎蔵界」は 中尊に大日如来を配し 中台八葉院の上下左右に十二院を設け、左右対照に四方に四仏、四菩薩、そしてそれらの諸仏から展開した諸尊等々400体ばかり尊像を描く。 正面向き並列に、部類別に区画を仕切って配置し、四方の外縁には諸天、辺中央に仏の世界と現実の世界の区別としての門も設ける。
 「金剛界」は 同じく大日如来を主尊とし、こちらは升目形に九の区画九会を連ねる。上下左右の対照性をとり、金剛界大日如来は智慧の法身として両界の融和を象徴する智拳印を結んでいる。その智慧の光明は慈悲の表徴である。
 本資料「両界曼荼羅」は、宇都宮氏ゆかりの地蔵院所蔵の什宝で、墨書銘より筆者を宇都宮住螺来雅楽尉と特定できる貴重な歴史資料である。
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