国・県指定等文化財詳細

木造 千手観音坐像

代表画像
木造 千手観音坐像
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木造 千手観音坐像
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項目 内容
文化資源区分 彫刻 / 彫刻
文化財区分 県 指定 有形文化財(彫刻)
文化財名称 木造 千手観音坐像
文化財名称よみ もくぞうせんじゅかんのんざぞう
指定年月日 1973年08月28日
所在地 矢板市沢
市町等 矢板市
所有者/管理者 観音寺
公開状況 公開
アクセス方法 JR矢板駅よりタクシーで10分・矢板インターより車で15分
概要 高さ36cm、膝開24cm
寄木造
鎌倉時代の作
作者不明

 本像は一木彫成の結跏趺坐せる千手観音である。左右各一臂を欠くが、四十二臂像である。頂上仏は九個で二個を失っている。
 本像は心持面長になっており、彫眼の上瞼は中央で強く波を打っている。藤原仏と異なる所である。口元のくぼみが大きくなり、口辺んも力強さが見られる。頬には弾力があり、脚部の刻出の深いのも藤原仏と異なる所である。全体の表情には寺山の観音と通ずるものがある。
 観音寺は、那須満隆の築城した沢村城跡の一部に建立された。現本堂は天保14年大火災のあと建築したものを昭和31年に改築したものである。当寺は真言宗智山派の中本寺で、佐久山福原氏の祈願所として那須塩谷にわたり、80数ヶ所の同流末寺があったという。
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