国・県指定等文化財詳細
別処山古墳石室内出土遺物
三鈴鏡
三鈴鏡
三鈴鏡
三鈴鏡
別処山古墳石室内出土遺物
別処山古墳石室内出土遺物
別処山古墳石室内出土遺物
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 考古資料 / 考古資料 |
文化財区分 | 県 指定 有形文化財(考古・歴史資料) |
文化財名称 | 別処山古墳石室内出土遺物 |
文化財名称よみ | べっしょやまこふんせきしつないしゅつどいぶつ |
指定年月日 | 2008年08月22日 |
所在地 | 下野市国分寺 しもつけ風土記の丘資料館 |
市町等 | 下野市 |
所有者/管理者 | 下野市 |
公開状況 | 公開 / 資料館にて常設展示 |
概要 | 別所山古墳は下野市絹板に所在する全長が37mの前方後円墳であり、昭和60年に公園造成に伴って発掘調査が行われた。河原石小口積の横穴式石室が確認され、その内部から壮年期の男性の人骨片とともに大刀等が出土した。 指定物件は銀装円頭大刀1口、三鈴鏡1面、耳環3点、鉄鏃9本、刀子2点の計16点である。 銀装円頭大刀は銀装飾の施された把(つか)と木鞘を伴う直刀である。全長は97.3㎝で刀身の長さは71.4㎝。把頭は浮き彫りのある銀板及び銀線により装飾され、木芯内部には青銅製の鈴1個を納めて、振ると鳴るようになっていた。儀仗刀と考えられ、県内での出土例は他にはない。優れた装飾性と高い技術力によって作成されており、朝鮮半島系渡来人の影響がうかがえる。 三鈴鏡は面径6.7~7.0cmで、重さ86.2g、鈴と鈴の間には穴を開けた半円形の鈕掛状の突起が3箇所つき、鏡背は無紋。他に出土例がないことから、制作年代は不明。 耳環は細身の錫製で腐食が激しい1点と、金銅製の1対(2点)が出土した。 鉄族は9本(10破片)で、片丸造りの鏃身である。 刀子は把及び鞘が木質の刀子と、把が鹿角製で、鞘が木製の2種ある。 |