国・県指定等文化財詳細
高勝寺鐘楼
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 建造物 / 建造物 |
文化財区分 | 県 指定 有形文化財(建造物) |
文化財名称 | 高勝寺鐘楼 |
文化財名称よみ | こうしょうじしょうろう |
指定年月日 | 1996年08月20日 |
所在地 | 栃木市岩舟町静 |
市町等 | 栃木市 |
所有者/管理者 | 高勝寺 |
公開状況 | 公開 |
アクセス方法 | JR両毛線岩舟駅より徒歩10分 |
概要 | 文書などが焼失し、また梵鐘は戦時中に供出したため、建築年代は明らかでないが、当寺の山門は棟札によれば享保15年(1730)に着手して寛保2年(1742)に完了している。三重塔は寛延4年(1751)建立されたことが心柱墨書により知られる。鐘楼は山門、三重塔の軸部の構造、斗杜の形状、挙鼻彫刻によく類似しているところより見て18世紀中頃の建築と推定される。柱は丸柱、見隠れ部は8角として各間に壁板を切り抜いた窓を備える。屋根は現在桟瓦葺としているが柿葺であったことが軒先の工法より知られる。 この建物は江戸時代中期の特徴を残し、また岩舟石をもって袴腰を造るなど他に例をみない特徴ある建物で、同時代の建築を知る上で貴重な遺構である。 |