国・県指定等文化財詳細

城鍬舞

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城鍬舞

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(無形)
文化財区分 県 指定 無形民俗文化財
文化財名称 城鍬舞
文化財名称よみ しろくわまい
指定年月日 1977年07月29日
所在地 大田原市上石上
市町等 大田原市
所有者/管理者 城鍬舞保存会
公開状況 10月17日上石上温泉神社
アクセス方法 JR野崎駅下車車で10分
概要 県指定無形民俗文化財
 大田原市の上石上地区に伝わるものです。那須地区には他にも城鍬舞が伝わっています。
 大田原氏は、現在の市街地の東方、町島にある水口居館と称した館に居住していましたが、天文14年(1545)大田原資清の代に、前室城と称して現在の大田原城を築城して移り住みました。
 資清は、築城にあたり、付近6か村の農民に工役させ、完成すると、慰労の宴を催しました。そのとき、石神村(上石上)の農民藤兵衛が、城主大田原資清の前で手にしていた鋤鍬を持って即興で舞いだし、同席の人々も手にしていた鍬を叩いて囃した姿が非常に面白かったので、以来吉例として毎年、藤兵衛らを城中に招いて舞を演じさせるようになりました。
 初めは一定のかたちがありませんでしたが、次第に無踊化して伝承され今日に至っています。