国・県指定等文化財詳細

正浄寺の雅楽

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正浄寺の雅楽

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(無形)
文化財区分 県 指定 無形民俗文化財
文化財名称 正浄寺の雅楽
文化財名称よみ しょうじょうじのががく
指定年月日 1977年07月29日
所在地 大田原市佐久山
市町等 大田原市
所有者/管理者 正浄寺の雅楽保存会
公開状況 寺の報恩講、彼岸の念仏の日
アクセス方法 JR西那須野駅下車車で30分
概要 県指定無形民俗文化財
 佐久山の正浄寺に伝わる笙(しょう)、篳篥(ひちりき)等で雅楽の演奏をする郷土芸能で、同寺の壇徒有志が一子相伝の形で伝承してきたものです。
 演奏に使用する楽器は笙、篳篥、横笛、太鼓、鉦鼓(しょうこ)、鞨鼓(かっこ)の6種で、演奏曲目は越天楽、五常楽などを得意としています。芸能のこの土地への伝承経路、伝承年代などは一切不明ですが、明和2年(1765)銘のある仙台候寄進の笠があることや、慶応年間(1865~1867)日光東照宮楽人の指導を受けたとの伝承があることから江戸時代には存在していたと考えられます。
 長い歴史と伝統をもって、農民間にこの種の雅楽系の芸能が伝承されているのは、本県では珍しく貴重な存在です。