国・県指定等文化財詳細

牧歌舞伎

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牧歌舞伎

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(無形)
文化財区分 県 指定 無形民俗文化財
文化財名称 牧歌舞伎
文化財名称よみ まぎかぶき
指定年月日 1977年07月29日
所在地 佐野市牧町
市町等 佐野市
所有者/管理者 牧歌舞伎保存会
公開状況 不定期の公演
概要  牧地区の農民の間に、江戸末期から伝え演じられてきたもので、明治初年、歌舞伎役者関三十郎の一門である、関錦昇。関見三十郎、関勝美等の指導を受け、百冊近い台本とともにその芸を伝承してきた。
 組立式舞台には、既に都市では滅びてしまった江戸時代の旧姿を保つ文久3年(1863)銘のものがあり、純然たる農民による地芝居の一つの様式を示すものとして意義があるとともに、芸風が比較的純度を保っていること、丸本物(義太夫狂言)でない純歌舞伎の演目(例、曽我の対面、切られ与三郎、弁天小僧、お岩稲荷など)を持つことなどが特色とされている。
 なお、古くから近郷の祭礼等に依頼を受けて出演していた。長い間、連綿として続いてきた歌舞伎も、昭和46年の公演で後継者難等からしばらく途絶えていたが、平成2年10月に「牧・不動尊境内」において復活公演を行い、昔の牧歌舞伎がよみがえった。現在は2年に一度、葛生あくとプラザで定期公演を行っている。