国・県指定等文化財詳細

富山の佐々良舞

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富山の佐々良舞

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(無形)
文化財区分 県 指定 無形民俗文化財
文化財名称 富山の佐々良舞
文化財名称よみ とみやまのささらまい
指定年月日 1990年01月26日
所在地 那須郡那珂川町富山
市町等 那珂川町
所有者/管理者 佐々良舞保存会
公開状況 毎年10月の第一日曜日
アクセス方法 自家用車・馬頭町市街地から県道27号を烏山方面へ富山舟戸交差点を左折1km諏訪神社境内へ。バス・JR烏山駅からJRバス常野線東回りで舟戸下車徒歩30分
概要 県指定無形民俗文化財
 富山諏訪神社の例大祭(10月第1日曜日)に奉納される佐々良舞は、栃木県内に広く分布する関東型の1人立3匹獅子舞にユーモラスな道化踊り(スッコとフクベの踊り)が加わった風流系の芸能である。
 演技者は、フクベ、スッコ、笛吹き、花籠と獅子で、獅子役のみを小中学生が努めている。笛吹きと花籠は紋付・袴を着用、フクベ、スッコは青地に茶と緑の模様の一重を着用、黒字に赤の腹かけをし、赤だすきに黒の手甲・脚絆を着け、道化面をかぶり頭に三角頭巾をかぶる。獅子は雄獅子、中獅子、雌獅子で唐草模様に赤い牡丹の花を染めぬいた前垂にかぶり青地に梅の模様の上衣をつけ、しまの袴をはき、腹に太鼓をつける。フクベの所持品はフクベ、マツタケ、タバコイレでサンショノボウを持つ、スッコはササラを持つ。上演の場所はオニワと呼ばれる神社本殿前の境内で、造花で美しく飾られたアマドショウジを立てこの前で行われる。上演法はフクベとスッコのリードで、笛の音にあわせて獅子が踊る。
 演目は、渡り拍子、入羽、花籠まわり(外先)、山蔭で、各項目をニワ(庭)と呼んでいる。