国・県指定等文化財詳細

木の杖術

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木の杖術
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木の杖術
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項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(無形)
文化財区分 県 指定 無形民俗文化財
文化財名称 木の杖術
文化財名称よみ きのじょうじゅつ
指定年月日 1991年10月11日
所在地 栃木市都賀町木
市町等 栃木市
所有者/管理者 小天狗流杖術保存会
公開状況 公開 / 毎年10月15日木の八幡宮の祭礼に奉納
アクセス方法 東北自動車道栃木ICより車で8分・東武日光線家中駅より徒歩50分
概要 県指定無形民俗文化財
 木の杖術は毎年10月15日に木八幡宮のお祭りに行われており地元の人々によって長い間伝えられてきた小天狗流を名乗るものです。
また、木には獅子舞(関白流)も伝承されており、祭りの時には獅子舞も行われますが、その前に杖術が上演されております。この杖術は古武術の一つで一般の獅子舞に付属しているものとは違い、これは土俵上で48手の型を演じるところに特色があります。
 木の地区では、この杖術をツエと呼んでますが、棒と棒・棒と太刀の渡り合いの演技は農民の間に自衛の武術として伝わり、それがなかば芸能化したものと思われます。この地の杖術は羽織袴姿で長老を先頭にして白衣着袴姿で棒を持った杖術保存会員による神社への振棒による入場に始まり、棒合で終る24手裏表48手を演じて終ります。
 小天狗流杖術の由来は地元のいい伝えでは獅子舞と同様に元録の昔からとなっています。なお、木の杖術は本県中では貴重な文化遺産であり、昭和55年の栃の葉国体のさいに体操化した演技を地元都賀中学校の生徒が演じ大好評を博しました。体操化された杖術は毎年町民体育体と都賀中の運動会には生徒により演じられ継承されています。