県内文化資源詳細

瀟湘八景図巻

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瀟湘八景図巻

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
名称 瀟湘八景図巻
名称よみ しょうしょうはっけいずかん
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要 瀟湘八景とは中国の洞庭湖周辺の8つの風景(漁村夕照、瀟湘夜雨、遠浦帰帆、遠寺晩鐘、山市晴嵐、平沙落雁、江天暮雪、洞庭秋月)を表したもので、古くから描かれている画題です。本巻には洞庭秋月が描かれていませんが、巻頭にあったとする説があります。巻末の落款から、本作が正保3年(1646)に狩野探幽(1602~74)によって描かれたことがわかります。探幽は永徳の息子孝信の長子として生まれ、慶長17年(1612)にはわずか11歳で徳川家康に謁見し、13歳で二代将軍秀忠の御前で絵を描きました。元和3年(1617)には幕府御用絵師に任ぜられ、狩野派隆盛の基礎を築きました。探幽が描く余白を重視した瀟洒な作風は、のちの江戸狩野派の規範になりました。
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リンク 栃木県立博物館HP