県内文化資源詳細

十六目図絵馬

代表画像
民02756「十六目図絵馬」

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(有形)
名称 十六目図絵馬
名称よみ じゅうろくめずえま
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  絵馬には、神仏に向けた祈りや願いに関わるものが絵で表されています。だからこそ、その思いや、時には遊び心が読み取れて興味深いものです。 
 この絵馬は、目の病気平癒を願い足利市の小俣板碑堂に奉納されました。
 目の病気平癒を願う絵馬としては、「め」という文字を向かい合わせて2つ書かれたものが多くありますが、八ツ目の絵馬もよく見られます。ほかの数とは異なる、8という数に関する特別な観念も垣間見えます。ただし、8つの目は4組の目とも解釈できます。このように16の目が描かれた絵馬は、8組の目ということを表しているのかもしれません。
 また、栃木では、悪神が一つ目であるとか、多数の目で対抗するのだなどという言説が伝えられています。「たくさんある」ということや、「たくさんの目」にも意味を感じているとも考えられます。
画像二次利用条件 CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)画像
リンク 栃木県立博物館HP