県内文化資源詳細

ミミダレサマ(石)

代表画像
民00670(左)・00720(中・右)「ミミダレサマ」(石)

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(有形)
名称 ミミダレサマ(石)
名称よみ みみだれさま(いし)
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  神仏に奉納されるものは、祈りや願いを形にしたものも多く見られます。
 耳に関する不調には、椀や石にまで穴を開けて、耳をかたどった奉納物があります。
 このミミダレサマは、耳垂れ(中耳炎など)の平癒祈願のため、鹿沼市上永野の道祖神に供えてあったものです。平たい石に穴を開け、麻を通して供えます。耳の形に似せていて、穴の通りが良くなるようにするためだといわれます。
 しかし、井戸や便所やのぞき穴などが特別な場所や接点と感じられているようなほかの事例を考え合わせると、耳というだけでなく、穴にも特別な意味や観念が想定されているようにも思えます。
画像二次利用条件 CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)画像
リンク 栃木県立博物館HP