県内文化資源詳細

フギョウ

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民01447・未「フギョウ」(風景・真岡市)

項目 内容
文化資源区分 民俗資料(有形・無形) / 民俗資料(有形)
名称 フギョウ
名称よみ ふぎょう
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  真岡市道祖土(さやど)に伝わる行事、フギョウは、元々旧暦6月8日の馬鍬はずしの日に行っていたといいます。代掻(しろか)きを終え、この後農作業が本格化するとともに、作物や人に悪影響を及ぼす災害や病が増える時季です。この機会に、竹に大草鞋(おおわらじ)と木札「蘇民将来子孫辻也(そみんしょうらいしそんのつじなり)」、サイコロをくくり付け、集落の境や峠に刺し、魔除けとします。
 大草鞋は、雑に荒々しく編み、未完成にすることで、強く大きな存在が集落にいることを示します。サイコロは、魔を持ってやって来るという一つ目の悪神に複数の目で対抗すること、境を守る賽(さい)の神にちなむことなどから選ばれているともいわれています。
 フギョウは、この行事で立てると、そのまま1年間魔除けとして置かれます。そして、次の年、またその場所に立てられるということが続いていくうちに、場所によっては大量になり、独特な雰囲気を醸し出しています。
画像二次利用条件 CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)画像
リンク 栃木県立博物館HP