県内文化資源詳細
俵藤太物語絵巻 上巻
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 歴史資料 / 歴史資料 |
名称 | 俵藤太物語絵巻 上巻 |
名称よみ | たわらのとうたものがたりえまき じょうかん |
所在地 | 栃木県宇都宮市睦町2-2 |
市町等 | 宇都宮市 |
所有者/管理者 | 栃木県立博物館 |
公開状況 | 施設にお問い合わせください |
概要 | 俵藤太こと藤原秀郷の武勇を描く絵巻です。藤原秀郷は、平安時代中期に下野国(栃木県)で活躍した武将です。武芸と軍略に優れた秀郷は、国家存亡の危機とさえいわれた平将門の乱(935年~940年)を見事鎮圧しました。将門を討った秀郷とその子孫は、異形の者を退治する存在として意識されたことから、後世に近江国(滋賀県)を舞台とする将門討伐を大ムカデ退治に見立てた俵藤太伝説が生まれました。 俵藤太伝説は室町時代に成立した御伽草子「俵藤太物語」に収録され、秀郷の大ムカデ退治と龍宮伝説、そして平将門討伐伝説の二つの武勇譚からなります。ムカデ退治の記述については、南北朝の内乱を描いた『太平記』に引用されていることから、物語の原型は少なくとも南北朝時代に遡ると考えられます。本場面では、秀郷が琵琶湖の龍神の化身である女に依頼されて三上山(滋賀県野洲市)の大ムカデを退治する秀郷が描かれています。 |
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リンク | 栃木県立博物館HP |