県内文化資源詳細

寿永三年一ノ谷合戦の図 歌川芳虎筆

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寿永三年一ノ谷合戦の図 歌川芳虎筆

項目 内容
文化資源区分 歴史資料 / 歴史資料
名称 寿永三年一ノ谷合戦の図 歌川芳虎筆
名称よみ じゅえいさんねんいちのたにかっせんのず うたがわよしとらひつ
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  源平合戦のうち、寿永3年(1184)の摂津国一の谷(兵庫県神戸市)での合戦を描いた錦絵です。寿永2年に都を落ちた平氏は、西海で陣を立て直して摂津国福原(同)に進出し、一の谷に陣を構えましたが、源頼朝によって派遣された二人の弟源範頼・義経軍に敗れて四国に敗走しました。この時、下野の武将のうち、小山朝政・宗政・朝光の小山三兄弟は範頼軍に従っています。
 本資料の左下には『平家物語』「敦盛最期」としての名場面である熊谷直実と平敦盛の一騎打ちが描かれています。この逸話はのちに能の演目「敦盛」、幸若舞の演曲「敦盛」といった作品に取り上げられ、織田信長が好んで舞ったとされています。作者の歌川芳虎は、江戸時代末期から明治時代中期にかけて活動した浮世絵師です。
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リンク 栃木県立博物館HP