県内文化資源詳細

赤壁図

代表画像
赤壁図

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
名称 赤壁図
名称よみ せきへきず
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 谷文晁《赤壁図》
1826年(文政9年)
紙本墨画淡彩
178x94.5cm

 この絵の描かれた文政9(1826)年は文晁の晩年期にあたり、既に関東文人画壇の大御所として大きな影響力を誇示していた頃。 文化文政期における文晁の山水画は、古画を重視する姿勢や真景表現への関心による写実的傾向、そして水蒸気溢れる水墨表現を特徴とする。本図には、夏珪や玉燗といった中国水墨画の大家からの影響、さらには写生を超えた自然の描出という同時代表現の到達点さえも見ることができる。
 描かれている画題は、中国宋時代の詩聖蘇軾が、長江に面した断崖の絶景を詠んだ「赤壁賦」のイメージ。その内容は「初秋の明月の夜、蘇軾は客人と酒を飲み、唱歌する。客人が歌に合わせて洞を吹く。蘇軾がその悲哀に満ちた音色の理由を問うと、客人は人生のはかなさを整えていたからだと答える。これに対して、蘇軾は物事の可変性と不変性を説き、江上の清風と山際の明月の美しさを受け入れるように説く。そして、語り合い酒を酌み交わした2人は酔いしれて寝てしまった。」というもの。
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