県内文化資源詳細
玄奘と太宗
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 絵画 / 日本絵画(明治時代以降) |
名称 | 玄奘と太宗 |
名称よみ | げんじょうとたいそう |
所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
市町等 | 宇都宮市 |
所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
公開状況 | 施設にお問い合わせください |
アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
概要 | 荒井寛方《玄奘と太宗》 1927(昭和2)年 紙本着色、四曲一隻屏風 162.8×236.5cm 左に座るのは、孫悟空で有名な『西遊記』の三蔵法師のモデルとなった中国の僧侶、玄奘 (602-664)である。彼 は、遠くインドへ渡り、数多くの経典を中国にもたらした。「三蔵」とは、仏典に精通した僧侶に対する敬称である。この絵には、玄奘が唐の都長安に戻り、時の皇帝太宗 (598-649)に相まみえた場面が描かれている。右に 座る太宗は、皇帝を象徴する竜の文様の衣を着て、冕冠という冠をかぶっている。これらの調度は、唐の画家、闥立本(?-673)の作と伝えられる『歴代帝王図巻』などから学んだものであろう。 中国や日本の古画の学習やインド体験を基に、独特の筆致で聖と俗との対比を左右に描き分けた寛方の意欲作といえよう。再興第14回院展出品作である。 |
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リンク | 栃木県立美術館ホームページ |