県内文化資源詳細

龍虎図

代表画像
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項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 龍虎図
名称よみ りゅうこず
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 荒井寛方《龍虎図》
1931(昭和6)年
紙本着色、二曲一双屏風
166.8×181.6cm(×2)

 龍は、中国先史時代の揚子江流域で、雨や水流と関係の深い天に昇る神秘的な動物と信じられていた。漢時代以 降、東の青龍・西の白虎南の朱雀 (鳳凰) 北の玄武 (亀と蛇)が四神とされ、絵画にも描かれるようになる。宋時代には陳容など龍を専門とする画家も登場し、『易経』にある「雲は龍に従い、風は虎に従う・・・」の一節が絵画化されて広く流布する。 寛方は「・・・従来の表現された筆法を習踏せずに新しい表現を試み度い、勿論色彩的なものでなく墨の素描で生かすつもりである」と、この作品の制作当初に語っている。 確かに陳容や牧谿など日本で流行し描かれてきたタイプの龍虎図とは違う。結果として龍虎図のもつ神秘性が損なわれてしまった感があるが、 寛方の新案追求という点で非常に興味深い作品である。また、本図制作の背景として、朝鮮王朝を訪れた際に実見した壁画からの影響も考えるべきであろう。再興第18回院展出品作。
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