県内文化資源詳細

蓬莱仙境

代表画像
蓬莱仙境

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 蓬莱仙境
名称よみ ほうらいせんきょう
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 石川寒巌《蓬莱仙境》
1931(昭和6)年
紙本着色、金箔、六曲一隻屏風
170x366cm

 蓬莱山は中国の神仙思想で東方の海上にあると信じられた伝説の山。不死の仙人が住み、鳥獣はみな白く、宮殿は黄金や白金で建てられているとされた。この作品には長寿の象徴として松林や鶴が描かれている。
 かつて火山活動が活発であったころの富士山は、不死の薬を焼いた煙が今も立ち昇っているとして「不死の山」と呼ばれた。蓬莱信仰が日本化される中で生まれた伝説であろう。正月の飾りものにダイダイやエビ、コンブなどを盛り、松竹梅を飾る「蓬莱飾」というものがあるが、これも長寿への願望から生まれた風習だろう。この作品でも蓬莱山は決して行きつくことのないユートピアのように私たちの目の前に姿を現している。
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