県内文化資源詳細
舞妓
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 洋画(西洋絵画含む) |
| 名称 | 舞妓 |
| 名称よみ | まいこ |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 【Google Maps】 |
| 市町等 | 宇都宮市 |
| 所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
| 概要 | 川島理一郎《舞妓》 1954(昭和29)年 カンヴァス、 油彩 91x73cm フランスと日本を行き来して画業を展開した川島は、若い頃より舞妓をたびたび描いてきました。若い頃に描いた舞妓は、モデルをじっくりと観察して、その存在感や佇まいを写実的に描き出そうとするものでした。その後の川島はデザインの仕事や独自の色彩研究を経て、徐々に作風を変化させていきます。本作が描かれた時期は、画業の後期に入ってやがて抽象に向かっていく過渡期にあたります。画面全体は明るい緑の輪郭線で対象が描かれ、舞妓の着物の赤や青といった色彩がよく映えています。凛とした表情の舞妓が作り出す緊張感と、その背景に広がる川下りの風景の穏やかさは、画面に静と動のメリハリを生んでいます。それはしっかりと引かれた輪郭線と、動きのある細かなタッチで塗られた色彩の関係にも似ています。画業の初期から自然の観察を重視し、中国や朝鮮半島を旅して建築物から意匠や色彩を取り入れ、そして生涯にわたってフランスの巨匠・アンリ・マティスから造形や色彩、制作態度を学んだ川島の、一つの集大成ともいえる作品です。 |
| 画像二次利用条件 | 著作権あり |
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