県内文化資源詳細

夜叉門

代表画像
夜叉門

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 洋画(西洋絵画含む)
名称 夜叉門
名称よみ やしゃもん
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 川島理一郎《夜叉門》
1936(昭和11)年
カンヴァス 油彩
65x91.5cm

 日光の家光廟大猷院の夜叉門である。中ほどの地面が強い陽ざしに白く輝いている。画家は門のこちら側の日陰にイーゼルを構えているのだろう。こちら側にも照り返しの光が入ってきて門に塗られた金地を鈍く光らせている。二人の女性がこちらに向かってくる。一人は青色の和装、もう一人はバラ色の洋装のようだ。二人の女性と画家の間に強い陽光が落ち、陰影と、朱色や金色の強い色彩が広がる。筆の走るままに気持よく描いたかのように見える作品であるが、夏の一日の光と色彩のドラマが見事にとらえられている。いくつもの門や扉を活かした空間構成も周到に計算されたものだ。
 1935年、帝展改組に伴う画壇の動揺の中で国画会を退会した川島は、翌年の初夏から秋にかけて日光にこもり制作に没頭した。その折の作品である。
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