県内文化資源詳細

小杉放菴《金太郎遊行》

代表画像
小杉放菴《金太郎遊行》

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 洋画(西洋絵画含む)
名称 小杉放菴《金太郎遊行》
名称よみ きんたろうゆぎょう
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 小杉放菴《金太郎遊行》
1944(昭和19)年
カンヴァス、油彩
150.0x136.0cm

 戦時下の1944年、作品の売上を戦艦建造のために使うことを目的とした美術展への参加が、大政翼賛会から帝国芸術院の会員に呼びかけられました。それに対し放菴は、勇ましい日本軍の活躍を描く戦争画ではなく、「子供たちが笑って遊んでいられるような平和な世界」の実現を祈ってこの作品を出品しました。大きな熊にまたがり楽しそうに遊ぶ金太郎は放菴の孫をモデルに描かれていて、本作は「微笑ましい力作」だと好評だったようです。放菴は、若い頃に洋画を描いていましたが、ヨーロッパ留学中に日本画の魅力に目覚めると、帰国後は日本画を中心に描くようになっていました。この絵が描かれた当時、放菴は日本画を多く描いていましたが、この絵は油絵の具で描かれた洋画です。この作品を見た人に「これは洋画ですか日本画ですか」と尋(たず)ねられた放菴は、「油絵の具で日本画を描いてはいかんのかね」と答えたそうです。
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