県内文化資源詳細

パリ夜街

代表画像
パリ夜街

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 洋画(西洋絵画含む)
名称 パリ夜街
名称よみ ぱりやがい
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 清水登之《パリ夜街》
1926(大正15)年
カンヴァス 油彩
88.9x116.2cm

 現在の栃木市で生まれた清水登之は、20歳の頃に単身アメリカへ渡り、働きながら現地で絵画を学びました。アメリカで一定の実績を積んだ登之は、1924年、ついに悲願であった芸術の都・パリをめざします。当時のパリは、世界中から多くの芸術家たちが集まる街となっていました。なかでも家賃が低く、美術学校も近かったモンパルナスには芸術家たちのアトリエが密集しており、登之もまたその地にアトリエを構えます。《パリ夜街》は、そのアトリエからほど近い通りを描いた作品です。行き交うカップルや親子連れ、しゃがみこんだ酔っ払い、レストランをのぞき込む少年たちをユーモラスに描いており、夜の街からは多くの人間ドラマが聞こえてきそうです。夜の喧騒には目もくれず悠然と歩いている神父も、足元には真っ赤な靴下をのぞかせており、登之のユーモアを感じさせます。
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