県内文化資源詳細
夏山過雨
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 日本絵画(明治時代以降) |
| 名称 | 夏山過雨 |
| 名称よみ | かざんかう |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 【Google Maps】 |
| 市町等 | 宇都宮市 |
| 所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
| 概要 | 田﨑草雲《夏山過雨》 1887(明治20)年 絹本着色 169.6×55.1cm 雨の中、橋を渡る人がいる。行く手にはうっそうとした木立に囲まれた質素な家が見える。その家を包み込むような雰の向こうには滝の落ちる山がそびえている。画家は抑えた色彩で夏の日の湿度を含んだ山の風景を描いている。 この作品の山や樹木は水気の多い墨の点描で描かれている、中国・北宋の文人画家に由来する米法山水である。中国の明、清代の文人画で湿潤な山岳風景を描く際にしばしば用いられた描法である。草雲は文人画の伝統に従いながら、視線を奥へ奥へと誘うジグザグ構図の中に里から山への風景をまとめ上げている。大気による遠近の表現を得意とした草雲らしい優品である。画面左上に、草雲73歳のときに描かれたことが記されている。 |
| 画像二次利用条件 | 著作権なし-契約による制限あり |
| リンク | 栃木県立美術館ホームページ |
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