県内文化資源詳細

ヴィル=ダブレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)

代表画像
ヴィル=ダブレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 洋画(西洋絵画含む)
名称 ヴィル=ダブレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)
名称よみ ヴぃる=たぶれーのいけ
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《ヴィル=タブレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)》
1847年
カンヴァス、 油彩
85x100cm

 いまだ朝もやの気配が残る森の中の池のほとりで、洗濯女たちがすでに一日の仕事を始めている。中景には小船を出す男、右手からは馬に水を飲ませる男もいる。森の右奥から昇る朝日は、今日のすがすがしい好天を知らせているようだ。これは写生に基づいて構成された調和に満ちた風景である。
 この楕円形の絵画はコローが病気に伏せる父を慰めるために、パリ郊外ヴィル=ダヴレーにあった父の別荘の装飾として描かれたもので、1847年の夏から秋にかけて制作された。裕福な織物商の父ははじめ息子に家業の見習いをさせたが、ついにその熱意に負けて画家志望を許した。そのときコローはすでに26歳、画家としては遅い出発であった。バルビゾン派より一世代年長で、貧しい画家たちのよき先達であり、庇護者ともなっている。
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