県内文化資源詳細
アクア・アチェトーザ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 洋画(西洋絵画含む) |
| 名称 | アクア・アチェトーザ |
| 名称よみ | あくあ・あちぇとーざ |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 【Google Maps】 |
| 市町等 | 宇都宮市 |
| 所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
| 概要 | リチャード・ウィルソン《アクア・アチェトーザ》 1754年頃 カンヴァス、 油彩 99.1×137.2cm 18世紀のイギリスで盛んに行われた「グランド・ツアー」はイギリスの文化に多くをもたらした。旅行者たちは美術品を持ち帰り、 建築はじめ洗練されたヨーロッパの趣味を自国に伝えたのである。 リチャード・ウィルソンもイタリアへの旅で多くを得た。クロード・ロランやガスパール・デュゲの影響下に「グランド・マナー」の構図法を身につけ、その作風は帰国後の大成功をもたらした。また旅行者たちとの交際は富裕層のパトロンを得るきっかけともなった。 本作品に描かれるアクア・アチェトーザとはローマ近郊、テヴェレ川沿いにある泉の名である。鉄分を多く含む水が沸くという泉には、バロックの巨匠ベルニーニの手によって17世紀半ばに祠が設けられている。その手前では苔むした遺跡を横に、貧しい身なりの男たちがボール遊びに興じている。過ぎ去った古代ローマの栄華と貧しい現実のイタリアの対比。繁栄の頂点を極めようとしていたイギリスの旅行者たちへの教訓も込められた情景である。 |
| 画像二次利用条件 | 著作権なし-契約による制限あり |
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