県内文化資源詳細
白釉黒流描大鉢
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 工芸品 / 工芸品 |
名称 | 白釉黒流描大鉢 |
名称よみ | しろぐすりくろながしがきおおばち |
所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
市町等 | 宇都宮市 |
所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
公開状況 | 施設にお問い合わせください |
アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通り十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
概要 | 濱田庄司《白釉黒流描大鉢》 1972(昭和47)年 陶 14.5x53.6 柄杓で黒い釉薬をたっぷりとすくい、大鉢の縁よりも30センチも外から一気に流し掛け、躍動感あふれる文様を生みだしています。黒い線が縦に走るように飾ると前衛の「書」のような世界が広がり、90度回転させ横向きにすると、さながら抽象画のようなモダンな表情をみせます。 流し描きの様子を見て驚いた人が、「早すぎて物足りないのでは?」と質問したところ、濱田庄司は「15秒プラス60年[の経験]、と見たらどうか」と答えたといいます。文様を描くのは一瞬。けれどそこには、各地の工芸品や民芸品を研究し、文様を繰り返し描いた、濱田の60年が注ぎ込まれているのです。 濱田は1930年に現在の益子参考館のある場所に古民家を移築し、生活と作陶の場としました。濱田の造形感覚の中には、古今東西の様々な伝統が受け継がれています。それらのエッセンスと益子の素材を結び付け、独自の作風を確立した濱田は、1955年、重要無形文化財「民芸陶器」保持者に認定されました。 |
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