県内文化資源詳細

御所車香炉

代表画像
御所車香炉
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御所車香炉
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項目 内容
文化資源区分 工芸品 / 工芸品
名称 御所車香炉
名称よみ ごしょぐるまこうろ
所在地 日光市中宮祠2482
市町等 日光市
所有者/管理者 日光二荒山神社
公開状況 施設にお問い合わせください / 2023年6月15日~2024年5月15日、二荒山神社宝物館で特別展示中。
概要  御所車型の香炉である。車台は、轅を赤銅製とし、車輪は、赤銅地に素銅の象嵌を施して細部を表す。母屋を火舎として、幌を取り外し可能な香炉蓋とする。幌は銅板に彫金で網代の様を表し、側壁には金・銀・真鍮等の色絵象嵌で、糸瓜の花や実と蔓が絡まる様を写実的に表現する。前後の帳は、赤銅製の板に線刻で御簾の様を彫り表し、縁廻りの格子を透彫りとして煙出しとする。母屋内陣の中央に一段高い框座を設け、金無垢打ち出しの三足付香炉鉢を据える。
 また、車台、母屋ともに要所には金無垢の八双金具や覆輪を施して、総体に絢爛豪華な御所車を、江戸時代以来の装剣金工を継承する伝統的彫金技術の粋を尽くして写実的に造形されている。明治金工の優品である。
 明治33(1900)年5月、昭憲皇太后より皇室の慶事、すなわち皇太子嘉仁親王と九条節子妃の御成婚に際して、二荒山神社に下賜されたことが、箱書きに記される。
画像二次利用条件 著作権あり
リンク 日光二荒山神社宝物館