県内文化資源詳細

陶淵明菊梅図

代表画像
陶淵明菊梅図
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陶淵明菊梅図
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項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
名称 陶淵明菊梅図
名称よみ とうえんめいきくばいず
所在地 栃木県宇都宮市睦町2-2 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立博物館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要  狩野永徳の息子孝信の長子である狩野探幽(1602~74)は、元和3(1617)年に16歳で江戸に召され、江戸幕府の御用絵師として活躍しました。画面からはみ出るような豪快な様式を打ち立てた永徳に対して、探幽による新しい様式は、たっぷりととられた余白に情緒の余韻をもたせ、画面の中に安定した構図で対象を描くというものでした。探幽以降の江戸狩野派は、この画風を基礎として発展していきます。寛文7(1667)年に制作された本作品は、探幽の晩年期の作例です。花鳥は安定感よく画面内に描かれ、彩色も優美です。モチーフごとに墨線の太さを使い分け、岩と梅の幹は墨の濃淡を極端に対比させることで、余白の美しさが引き立ちます。画題の陶淵明は、4~5世紀頃の中国の詩人で、菊を愛でた人物として知られます。さらに竹や梅も古くから文人に好まれた画題です。
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