県内文化資源詳細
瓶花図
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化資源区分 | 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前) |
| 名称 | 瓶花図 |
| 名称よみ | へいかず |
| 所在地 | 栃木県宇都宮市睦町2-2 【Google Maps】 |
| 市町等 | 宇都宮市 |
| 所有者/管理者 | 栃木県立博物館 |
| 公開状況 | 施設にお問い合わせください |
| 概要 | 江戸時代後期の宇都宮藩主、戸田忠翰(1761~1823)は、幼少期から絵を好み、南蘋派の画家である森蘭斎(1740~1801)に学んで、絵の制作に励みました。その出来栄えは殿様の趣味の域を超え、玄人顔負けの卓越した技術で華麗な花鳥画作品を多く遺しました。本作品は青磁の花瓶に生けられた梅、南天、山茶花が描かれています。これらの花木はいずれも正月の花であり、新年を祝う吉祥画として描かれた作品と考えられます。梅花や南天の実は、向きや大きさを変えて描かれており、細部まで神経が行き届いています。山茶花の花にみられる胡粉と朱のグラデーションはとくに見事で、柔らかなカーブを描きながら複雑に重なり合う花弁を優美に描いています。これに反して、青磁花瓶とその台座は極めて平面的に描かれている点が対照的です。款記には「南蘋沈氏筆法」とあり、南蘋派の画法を忠翰が熱心に習得したことを示しています。 |
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