概要 |
タンスイベニマダラの標本です。展示室2の菌類・植物ゾーンの、とちぎの淡水藻類の展示ケース内に展示されています。紅藻類には海水性のものが多い中、数少ない淡水性の種類です。藻体は明るい紅色で、直径数cmの円盤状ですが、この展示にある実物標本のように、隣り合った藻体が融合して小石全体が紅色に染まって見えることもあります。 タンスイベニマダラは清涼な水中で主に石の表面に生育し、日陰を好みます。県内ほぼ全域に分布しています。レッドリスト掲載種で、環境省では準絶滅危惧種に、栃木県では要注目種に指定されています。 |