県内文化資源詳細

奥の旅の一と夜

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奥の旅の一と夜

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(明治時代以降)
名称 奥の旅の一と夜
名称よみ おくのみちのひとよ
所在地 栃木県佐野市葛生東1-14-30
市町等 佐野市
所有者/管理者 佐野市立吉澤記念美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
概要 村岡応東
奥の旅の一と夜
縦235.2、横85.5
村岡応東(1873~1946)は、明治6年(1873)東京生まれ。歴史画で知られた松本楓湖に学び、今村紫紅の先輩格の画家です。巽画会・烏合会を中心に作品を発表しました。第4回の文展で褒状を受けて以降官展を活躍の場とします。昭和21年(1946)死去。
本作は大正9年(1920)の第2回帝展出品作です。松尾芭蕉『奥の細道』の一場面を描きます。芭蕉は市振の宿(新潟)で、伊勢参りに向かう遊女たちが嘆く声を漏れ聞き「一家に遊女もねたり萩と月」と詠みました。ぼかしの多用や粒子の粗い岩絵具、暗い画面の中で明るい部屋を際立たせる手法など、大正期らしい作風を示しています。
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