県内文化資源詳細
彩磁呉州絵香炉(兎)
彩磁呉州絵香炉(鳥)
彩磁呉州絵香炉(魚)
項目 | 内容 |
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文化資源区分 | 工芸品 / 工芸品 |
名称 | 彩磁呉州絵香炉 |
名称よみ | さいじごすえこうろ |
所在地 | 栃木県佐野市葛生東1-14-30 |
市町等 | 佐野市 |
所有者/管理者 | 佐野市立吉澤記念美術館 |
公開状況 | 施設にお問い合わせください |
概要 | 板谷波山 彩磁呉州絵香炉 径15.6、高10.8 板谷波山(1872~1963)は、茨城県の下館(現筑西市)生まれ。東京美術学校彫刻科で高村光雲や校長の岡倉天心の薫陶をうけ、明治27年(1894)卒業。赴任先の石川県工業学校での陶磁器研究を経て同36年(1903)東京・田端に築窯。彩磁や葆光釉、またアール・ヌーヴォーや中国の図案を取り入れたデザイン、そして優れた彫刻表現に支えられた清新な作品は、当時から高い評価を得ました。大正期以降は中国陶磁への傾倒を深め、単色釉・結晶釉や峻厳な造形を追求しました。昭和2年(1927)の帝展では工芸部門設立に尽力しました。同9年(1934)帝室技芸員。同28年(1953)陶芸家初の文化勲章受章。同38年(1963)91歳で死去。器の三方に、仲良く向かい合うつがいの兎、鳥、魚が描かれています。明代の呉州赤絵の野性的で奔放な筆致で描かれた絵柄をアレンジし、端正さと愛らしさが加わっています。波山も気に入っていたようで、デザインを変えながら生涯にわたり繰り返し用いています。藍色の部分には青海波や宝珠の模様が線彫りで施されており、澄んだ藍色、やわらかなピンクや緑など、彩色の美しい作品です。 |
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