県内文化資源詳細

束編花籃 阿呍

代表画像
束編花籃 阿呍

項目 内容
文化資源区分 工芸品 / 工芸品
名称 束編花籃 阿呍
名称よみ たばねあみはなかご あうん
所在地 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Google Maps
市町等 宇都宮市
所有者/管理者 栃木県立美術館
公開状況 施設にお問い合わせください
アクセス方法 JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。
概要 藤沼昇《束編花籃 阿呍》
2011年

26x44cm

 優雅な曲線美をみせる、上品な艶をまとったこの作品は、何を素材に作っているでしょう。
 答えは「竹」。竹を割り、それを編んで作られています。作者の藤沼昇は、竹を束ねて編む伝統的な技法に「ひねり」の動きを加え、エレガントなフォルムの二重構造の花籠を作り出しました。
 まず「透かし網代編み」という編み方で全体を形作り、その外側に、束ねてひねった竹ひごをドレスのように着せ被せています。ひねる間隔を少しずつ変えることで、繊細なフォルムが生まれます。装飾的で締まりのある口は、藤沼ならではのデザインです。
 全てが計算されているようですが、籠の口をよく見ると、籐のかがりは均等でなく、竹の自然な流れに任せています。竹の繊細さと力強さの調和が美しく、光を通して落ちる影が幽玄な世界を演出します。
 1975年、藤沼は、日本文化を海外に発信できる人間になりたいと考え、30歳で竹の道に入りました。以降研鑽を積み、2012年には、竹工芸において栃木県から二人目の重要無形文化財「竹工芸」保持者に認定されました。
 実は、藤沼の作品の90%はアメリカに渡っており、国内の美術館では数館が所蔵するのみです。作品が放つ波動は国境も言語も超え、世界の人々の心を動かしています。
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