県内文化資源詳細
鬼 その1
項目 | 内容 |
---|---|
文化資源区分 | 絵画 / 洋画(西洋絵画含む) |
名称 | 鬼 その1 |
名称よみ | おに そのいち |
所在地 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
市町等 | 宇都宮市 |
所有者/管理者 | 栃木県立美術館 |
公開状況 | 非公開 |
アクセス方法 | JR宇都宮駅、または東武宇都宮駅より関東バス「作新学院・駒生行き」で15分、「桜通十文字」バス停下車。バス停から徒歩2分。 |
概要 | 渡辺豊重《鬼 その1》 2009年 綿カンヴァス、アクリル、松煙、木炭(柳) 200x450cm 渡辺豊重は2000年から制作の拠点を那珂川町のアトリエに移しました。制作拠点の地方と作品発表の場である都会を行き来するうちに、地方格差や社会の矛盾に気付くようになり、それは次第に怒りへと変わりました。その怒りが表現となって表れたのが鬼です。それまではカラフルな作品を制作していた渡辺ですが、鬼の姿は真っ黒な墨で描かれました。鬼は長い爪を持ち、頭部は描かれず、ギザギザの体や長い手足を持っています。画面いっぱいに描かれた鬼は躍動感にあふれ、エネルギーを爆発させているようです。渡辺にとって鬼は、人間を脅かす存在ではなく、何かに襲われてそれに対抗している渡辺自身をあらわしていると言います。また、鬼には「悪」のイメージはなく、ただ「力だけを考えた」とも言います。そんな鬼の姿はどこか親しみも感じられます。そこに渡辺の姿が重なるからでしょうか。 |
画像二次利用条件 | 著作権なし-契約による制限あり |