県内文化資源詳細

女達磨図

代表画像
女達磨図

項目 内容
文化資源区分 絵画 / 日本絵画(江戸時代以前)
名称 女達磨図
名称よみ おんなだるまず
所在地 栃木県栃木市入舟町7-26
市町等 栃木市
所有者/管理者 栃木市立美術館
公開状況 公開(有料)
アクセス方法 ・栃木駅(JR両毛線、東武日光線)下車、北口から徒歩約20分
・東北自動車道、栃木ICから約10分
概要 喜多川歌麿《女達磨図》
紙本墨画淡彩
1790年から1793年頃

 女達磨図は面壁九年の達磨の修行と、勤め十年の遊女の苦行を対比させ、達磨を遊女の姿で描いた画題です。
 賛の「什麼生々々々桃栗三年 柿八年面壁九年勤十年 迷は百千の法有り悟れは則 酒一杯嗚呼酔いたり一期の夢 柳は緑 華は紅 嗅て見よ何の香もなし梅の花」は、柳園外史という人物によるものです。こちらの人物は江戸時代栃木町の片柳家の者と考えられています。
 栃木市立美術館が所蔵する喜多川歌麿の肉筆画「女達磨図」は2007年に栃木市内で発見されました。制作された時期は寛政2から5年、西暦に直すと1790年から1793年頃となります。
 朱衣の輪郭線は濃い墨で大胆に、柔和な顔つきの美人は淡い墨で繊細に表現されています。
 歌麿らしい美人を楽しめるとともに、栃木市と歌麿の縁を伝えてくれる作品です。
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リンク 栃木市立美術館ホームページ